Man vs. Wild

平日ではあるが,授業も学期末試験も終わったので,大学は割とひっそりしている.入学試験前の静けさとでもいうのか.ただ,私の研究室がある建物はあちらこちらでペンキの塗り替えをやっているので,シンナーの匂いがぷんぷんする.しばらく研究室にいると慣れてくるのだが,それはそれでやばいんじゃないだろうか.

昨日のMacBook整備の続きとしてTIPAのフォントを入れようとするが,配布されているtfmをそのまま入れるとdvipsでなぜかうまくいかないので,それは入れずに自動生成するようにしてみるとOKだった.こんなことは前なかったような気がするが,なぜだろう.まあうまくいったからいいか.あとは,私は窓に背を向けて座っているので,日中は液晶への写り込みが激しいのが,やはりつらいか.

メールボックスをチェックすると,今年から発刊になったCognitive Science Societyの新しいジャーナルTopiCS (Topics in Cognitive Science) が届いていた.Cognitive Science SocietyはすでにCognitive Scienceという雑誌があるのだが,これからうまいこと住み分けできるのか興味深いところではある.記念すべき第1号第1巻は,ニューヨーク大のGary Marcusが進化生物学の所謂Evo-Devoの観点から心の進化について書いていて,中々面白い.他にも計算機言語学ではDOP (Date-Oriented Parsing) とかProbablistic modelで有名なRens BodもUsage-basedで言語発達をモデル化する論文を書いている.これはまだ読んでないので,後で目を通す予定.

自宅に帰ると今週号のNew Scientistが届いていた.今年はDarwin 200ということで,進化論の特集が多くてうれしいのだけど,BBC2で3月5日から放送されるJimmy Doherty in Darwin’s Gardenという3回シリーズの番組のレビューみたいなのが載っていた.ダーウィンの有名な言葉に“I love fools’ experiments. I am always making them.”というのがあるが,このシリーズはダーウィンが行った実験のいくつかを再現するらしい.面白そうな番組だが,BBC2だからイギリス国内でしか視聴できないんだろうな.残念だ.後々CSかNHK BS世界のドキュメンタリーあたりでやるかもしれないけど.

CSと言えば,夕食後テレビを見ていると,Discovery ChannelでMan vs. Wildをやっていた.前回,前々回とネバダ山脈,砂漠でサバイバルというのを見て面白かったので,今回も見てみたが,またもやってくれた.アラスカでサバイバルという内容で,滝を降りていったり,鮭を取って生で食らいついたり,氷河のかけらの中でボートが沈み,岸まで泳ぐはめになったり,最高である.この無謀なことをしているBear Gyllsという人をwikipediaで調べてみたら,元々イギリス特殊部隊にいて,エベレストやヒマラヤ登頂もしている,筋金入りのスコットランド人冒険家だったのね.そしてこの番組は,元々イギリスのChannel 4が作ったBorn Survivorというものなんだそうな(やはりChannel 4か…).DVDも出てるみたいだから,買おうかな.


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