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このブログ記事をちょっと前にアップしたと思っていたのだが,どうもアップし損ねていた模様.なので,ちょっと前の写真だけれど,大手町つばめグリルのビール(大)である.我々夫婦は時々大手町の丸善に洋書をあさりに行くのだが,ついでにご飯を食べるとなると,色々考えるのが面倒なので,すぐ上にあるつばめグリルに入ることになる.何を食べても結構美味しいし,何よりインパクトのあるビール(大)が飲めるのがうれしい.こいつは1リットルもあって,グラスではなく厚い陶器なので,飲んでると腕が疲れるくらい巨大なのだが,他では飲めないので,なんだがそれだけで心がうきうきするものである(実は私はレーベンブロイがそれほど好きではないので,中身はハーフ&ハーフだったりするのだが).先に出てくるソーセージとザワークラウトで半分くらい飲んで,ハンバーグで残りを飲み干すと,もうお腹いっぱいである.

閑話休題.久々にLaTeXネタを.今年もせっかくなので紀要に論文を書くことにしたのだが,世間のほとんどの印刷所同様LaTeXの入稿が不可能である.PDFもだめなので,MS Wordで仕方なく入稿することになる.その際の,LaTeX文書からMS Wordへの変換の作業の効率化のための個人的ノートを書いておこうと思う.
まずLaTeX2rtfが必須.ちょっと前まで,それほど変換の精度が良くなかったのだけれど,最近のバージョンはかなり強力で,地文はセクション分けもイタリックやスモールキャピタルなどのフォント指定も問題なく変換してくれるし,参考文献も大丈夫である.一応出力はリッチテキストだが,MS Wordで保存し直せば大体問題はない.
あとは難所の例文と図表である.例文はもう諦めて,手打ちするしかない.図表は私の場合,treeとAVMだが,こいつはMS Wordでやると大変面倒くさい(もちろん方法は知っているが,あんなことするくらいなら,最初からLaTeXで書かないほうがよい).そこで画像にして入稿することになる.私のあまり多く無い経験からいくと,やはり画像はepsで提供するのが無難なようである(さすがにIllustratorが使えない印刷所はないだろうし).
ということで,せっせとtreeやAVMを1つ1つepsファイルにしていく.具体的には,以下のようなtexファイルにソースを書いて(コピーして),コンパイルしてdviを作る.
documentclass{article}
usepackage{必要なものを}
begin{document}
thispagestyle{empty}
ここに図表のソースを
end{document}
その後,以下のような感じでdvipsしてやると,図表だけのきれいなepsができあがる.
dvips -E hoge.dvi -o hoge.eps
これで生成されたepsファイルを上述のテキスト部分のMS Wordファイルと一緒に入稿すればよい.やりたければMS Wordファイルにepsを挿入することもできる(Macだととてもきれいに表示されたのだが,試しに同じファイルをWindowsで開いてみたらおぞましいガビガビの画像になっていた.OSの質の差か…).
で,入稿後,結局「図表はフォントの統一性などもあり,こちらでもう一度作らせていただくかもしれません」というメールが来たりするのだけど… まあ,もちろんありがたいんですけど,本当はこの辺は前もって細かく打ち合わせた方がいいのかもしれない(そういう立場にないので,何ともできないのだけれど).

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