新年度開始

いやはや,色々イベントがあって目が回りそう.

4月1日は9時から入学式に出席.普段は着ないスーツに身を包み(ずいぶん前に就職面接用にイギリスで作ったやつである),朝のラッシュに揉まれていると,一日が始まったばかりなのに,もうへとへとである.これを毎日やってる人々には素直に感心してしまう.なんとか早稲田駅に着いたはいいが,新入生と保護者の方々,クラブ・サークルの勧誘でごったがいしていて,前に進むだけで大変である.警視庁が出て交通整理までやっているという有様.
取りあえず,記念会堂の登壇教員控え室に辿り着き,ガウンに帽子を被り待機.私はイギリスで博士を取っているので,本当は帽子も違うデザインなのだが,学位授与の時は借り物で済まし個人所有していないため,今回は大学が用意してくれたものを使うことに.今後のためを思うとイギリスから注文しておいた方がいいのかな.
式はひとことで表現すると「派手」ということになるだろうか.我々教員も登壇するとき,ずいぶんフラッシュを浴びせられたが,なぜ皆さん教員なんかの写真を撮るのだろうか.めずらしいコスプレをしている人たちがいる,という感覚なのかな.
1時間ほどで式も終わり,学部が用意してくれた弁当を食べ,すぐさま会議が2つ.その後,人混みを文字通り掻き分け,大隈講堂に移動し,今度は学部の入学式に登壇.またガウンと帽子を被る.ただ座っていただけなのだが,慣れない環境と人の多さでぐったりである.でも,大学全体と学部の2つの入学式会場に入るのに,肌寒い中長蛇の列に並んでいた新入生と保護者の方々は,もっと疲れただろうなぁ.地方から出てきた列席者も多かっただろうし.
翌2日は,スーツは着ていたものの,朝のラッシュを避けて大学に行き,午前中から研究室の荷物整理.大体片付く.午後は大隈会館に行き,辞令交付である.新任教員と職員をあわせると結構な数になるので,なんだかんだで1時間半弱はかかる.この大隈会館は,中でリーガロイヤルホテル東京とつながっているらしく,そのままホテルの会場に移動し,懇親会に出席.私は早稲田出身ではないし,知り合いも誰一人としていないので,特に誰としゃべることもなく,ホテルのおいしい食事と酒をたらふくいただき,退散(すいません).昔,学部生時代にこの手のパーティーに出たとき,知り合いの先生に「こういうときはね,壁に向かって立って,黙々と食べていればいいんですよ」と言われたのを思い出す.
昨日3日は,スーツからやっと解放され普段の格好で大学へ.午前中は事務の方から種々の業務についての説明と学部棟の施設案内をしていただく.午後から新任教員セミナーというのが3時間ほどある.同じ「大学」といっても,こうも違うものか,という印象.やはり日本を代表する私立大学ってのは,何もかも整備されている(あるいは整備しようとしている)のだなぁ.私は国立の所謂研究大学出身者なので,大学がここまで多種多様な学生・教員向けサービスのようなものを提供していることに,ただただ驚くばかりである.
夕方帰宅すると,両親用に注文していたDellのパソコンを留守中に配達にきたようなので,電話してすぐに持ってきてもらう.受け取った後,8時くらいに家を出て,車で茨城へ.さすがにこの時間だと大泉インターまでの道も空いていて,2時間ほどで奥さん宅に到着.両方とも新しい職場の仕事始めで,ぐったりしているので,割とだらーっと週末は過ごしております.来週から早速授業なので,あまりだらだらしてられないんだけど・・・.

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