概算要求

午後に送られてきた研究推進課からのメールで知ったのだけれど,文部科学省の概算要求見直しのプロセスで科研費の若手Sの新規公募を停止することが決定されたとのこと.スラッシュドットなんかにも色々憶測はあるようだけど,なんとも急な話である.

まあ税収も減っていることだし,若手Sは若い研究者向けとはいえ,5年で3,000万円以上から1億円程度の比較的巨額な研究助成だから(よって私の分野には無縁)カットされてもしょうがないのかもしれないけど,このタイミングはちょっとひどいなぁ.来週あたりが申請締切の機関は多いだろうし(私のところは来週火曜),若手S規模のプロジェクトだと,すでに共同研究者同士で話も詰めて,申請書も準備できているのでは.
該当する人々は基盤S(5年で5,000万円以上から2億円程度)か基盤A(3-5年で2,000万円以上5,000万円以下)に鞍替えして申請するのだろうけど,申請額の幅に微妙なずれがあるから,結構面倒な調整をしなければならない人たちもいるんだろうなぁ.若手と基盤では,競争相手も全然違ってくるし.同情します.
まあ私はお金のかからない研究なので,今回は申請するとしても少額の若手Bで,影響はないんだけど(あったりして…).

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