11月は落ち着きそうなんて言っておきながら落ち着くどころか益々慌ただしくなっている.このまま師走を迎え,年明け(=学期末)になり,入試シーズン,年度末という難所をくぐることになるんだろうか・・・.まあ世の中そんなもんだよな.
科研費は出した後は忘れようと書いたのに,ウェブのニュースで関連する話題が目に入ってしまった.政府が打ち出した事業仕分けなるものの文科省のところを見ていたら,ばっちり科研費若手が対象になっている.別に政策上優先順位の高い方にお金を回したいから学術研究予算を削るというのは,日本国民の大多数がそれを選んだわけだから文句を言うつもりはないけれど,こういうのは募集前に発表してくれないかな.先日申請書を提出させたばかりなのに.基盤も対象になるんなら特に問題ないけど,今回は若手全般と基盤Sだけのようだし.万が一若手だけ予算大幅削減になるんなら,基盤A, B, Cに出したのに,という人もいるだろう.これが申請書提出直前に発表された若手Sの応募停止だけに収まるというなら別にいいんだけど,募集段階でどの分野で削減の可能性があるかだけでも事前に説明をしないのはなぜなんだろうねぇ.現総理は大学教員出身のはずだけど.あと学振の特別研究員は削るのはやめた方がいいんじゃあ.オーバードクターが増えて博士が100にんいるむら現象が加速したら,ちょっとただ事じゃすまなくなるのでは.
閑話休題.先日通勤用の鞄を新しいものに替えた.前のやつ(写真右)は4年近くも使っていて,型くずれも激しく,くたくたになっていたので,何かいいものはないかと物色していたのだ.条件は1) B4が折らずに入る,2) 外ポケットに薄い書類やクリアファイルが入る,3) 別の外ポケットに携帯とiPod用の小物入れが2つある,4) 内側に薬とか極小折りたたみ傘とかが入れられるポケットが2, 3個ある,5) 底に鋲が打ってあって地面に躊躇なく置ける,6) カジュアルでもそこそこフォーマルでもいける.これをすべて満たす品は中々見つからなくて,結局前の鞄と同じメーカー(Apiana)になった(写真左).
なんだか前の鞄の革と布の部分をそのまま反転したような感じだが,使い勝手はよく,作りもしっかりしていていい感じ.強いて難点を挙げれば,心なしか前のものより大きいので,電車で膝の上に載せて座ったときなどに,隣の人に干渉しそうで気を遣うくらいか.今後3年くらいは使いたいところである.